今日は 年に何度あるかわからないけど 本当にすっきりとした天気 秋晴れの王道を行くような気持のいい天気 こんなときは畑仕事は楽しい もちろん全滅したブロッコリーやら畑の状態はお世辞にもいいとは言えないけど それはそれ こんなときぐらい天気を楽しまないと 百姓仕事はやってられない もう終わりに近い葉物をたくさん播く うっすらと汗ばむTシャツを冷たい風が通り過ぎるのが たまらなくエクスタシー・・・
いわゆる新規就農というけど 農家の息子が家を継ぐのとは違い 縁もゆかりも何もない土地に行き 何もかもはじめからやる というのは かなりの困難を伴う 当然ながら家も土地も畑も地縁もある 農家さんが その息子たちを継がせないのだから もったいない話だ 僕らのような立場から見たら 本当にうらやましい （畑 家 機械） この三つを新規就農における三種の神器と呼びたい まずはこの３つがなければ田舎では何も始まらない そしてベースになるのが ご指導してくれる 先輩の存在があればありがたい 田舎の方と新規就農者との間を取り持ってくれる存在がいるのといないのとでは 雲泥の差 もちろん一人ですべてをやる凄い人もいるけど 稀有な例だと思う みんななにかしら いろんな方のお世話になって新規就農という壁を乗り越えている
そして よくいわれることだけど 資金はいくら必要か？ これは自分がどれぐらいの営業規模を展開するかによって違うけど 有機農業で1町～2町 ぐらいであれば トラクターなどの機械が 300万（もちろん中古） 各種 農業資材が300万 これぐらいあれば まずまずだと思う もちろん僕なんかこんなお金はなかった 少し節約して資材を買う というのを繰り返して徐々に増やしていった まあ 資金はたくさんあるにこしたことないけど（ハウスもあるといいね）農業の場合 何億もいらない 最低限いくらですか？ と聞かれれば 100万 と答えます もちろん始めればわわかりますが 軌道に乗るまでがまずは大変 そこまで数年がんばれば あとはなんとかなるものです よく言われるのが 3年でだめならやめたほうがいい という話 まあ 3年やってだめならまだ人生の取り返しが効く ともいえる 僕のようになってしまったら もうおしまい 引き返すこともできず 前は前途多難 頭は禿げ上がり腰は痛くなる（じじいか？）
でも 最近は新規就農する人多くなってきた 大変いいこと 僕もなんとか石にかじりついてこの難局を乗り越えていこうと思います