環境問題

農家の減少って 何の影響もないのでしょうか?

bf451561.ふと気付くと世間は3連休 10月もあったみたいだし なんか世間ではお休みがどんどん増えていってるイメージがあるけど そんな休みがあったら何をするんだろう?とよけいなお世話だと思うけど 今の自分に置き換えてみる 畑に行かない休みというものがもしあったら ほんと何をしていいか全くわからなくなることは間違いない 会社に人生を捧げるような悪夢の人生なんて真っ平だ!と若い頃思っていたけど 畑に人生を捧げる生き方になるなんて思わなかった おまけに休みがないときたら 会社人間の方がましかもしれない・・・・

今日の写真 これはエンダイブ 小雨降る中植えました もうずいぶん寒さが迫ってきた ついこの前まで暑さ対策だったのに 今度はビニールトンネルなど保温のことを考えねばならん時期がもうそこまで来てる ほんと早いね 取るのは年ばかり・・・

今日のねた 僕のホームページの項目で 消費者の皆様へ というところがあります これまだ作っていないのだけど 何を消費者の皆さんへ伝えようかといえば 農家の減少のことです このブロぐでも何度も書いているのだけど 1960年代には600万戸いた農家が 1990年代には300万戸になった つまり農家は半分になったのですね で このペースでいけば 机上の計算ではありますが 今後30年で農家は(ゼロ!)になる可能性があるということです 年間にして7万件 一日に換算すると 約200件の農家が畑や田んぼをやめていってるということです これ衝撃的ではないでしょうか? 一般の人はなんとも思わないのでしょうか?
 
で 農家が国内にいなくなる ということがどういう影響を及ぼすか?ということです まず食の安全・安心といったより消費者が関心を持つことに対して 農家がいなくなってしまったら どう対処するのか?外国からの農産物に対してどれほどの安全性や信頼性を確立することができるだろうか? そして環境問題などが年々深刻化していってる現状で 日本の田舎の生態系を保全している農家がそれを手放してしまったら誰が 畑や田んぼ 山を守っていくのか?都会の人が週末の休みに 畑や田んぼ 山に行き自給と称して面倒を見るのか?
 少し考えただけでも 農家がいなくなってプラスになることは少なくとも何もなく マイナス面が多いだろう 家庭菜園をやる人が多くなったり 自分で作ろうとする人が増えるのはもちろんいいことだし ライフスタイルとしても素晴らしいと思うけど 環境保全という立場から見れば 100人の消費者が耕作する畑より 一軒の専業農家が耕作する規模のほうがあきらかに広い 
今後 企業やら株式会社が農業に参入してくると思うけど 採算が取れるものしか作らないだろうし すべてうまくいく事例だけとは限らないだろう 今後どんどん農家が減っていって その影響をもろに受ける 田舎という場所ではどんな事態が起きてくるんだろうか?

ただ 僕ら有機農業第2世代としては なにやら政治的な主張だったり 理念めいた組織を作って訴えかけたり というようなことをするつもりは 一切ない そうではなくて もっと違うアプローチで ある意味 僕たち自身が楽しんで この困難な状況を最終的に変えていくことができればな と思います リスクを背負うのは当然ですが 深刻な顔は見たくないし 背負いたくないのですね そんな道が必ずあるはずだと思って 日々 畑をやっていく中で 模索していきたいです

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