環境問題

大盛況の青虫君 と ライスショック

0a0507c1.今日の写真 はいこれはレタス類を植えてあるベッドを被膜資材で覆っているのだけど その被膜資材に山ほど 青虫君がもぞもぞ這っている この写真だとはっきりとはわからないかもしれないけど その数は尋常じゃない この被膜資材から風で落ちて 地面は凄いことになっている 今まで農業やってきて こんなの見たことない 犯人は蝶々が卵を産んで この青虫君になるのだけどこんなに多いのは正直 引く いちいちつぶす気にもならない で この中で育つ サニーレタスやらに この青虫君がついて むしゃむしゃ食べている 通常レタス類はそんなには虫には食われない キャベツ ブロッコリー 白菜 などに比べれば それほど食われないのだけど 今回に限り そんなの関係ねー(言っている場合か?) 10月半ばというのに いっこうに虫の被害がなくならない もういいかげん勘弁して欲しい 僕は基本的に虫対策は何もしないのだけど(見たときに手でつぶすぐらい)来年からは 何か対策しないと これからますます温暖化で気温が上がれば この一番虫の多い時期は無農薬では無理かもしれない もちろん農薬を使うことはないけれど 自然農薬というか何か自前で作った天然のものを いくつか試す必要があるかもしれない 最近はニームが流行りだけど どうなんだろうか?

今 ちょうどNHKの夜遅い時間に ライスショックと題して 日本の主食米の問題についてドキュメントでやっている バイトがあるので 全部見ているわけじゃないけど さすがNHK 最近にないわりと現実に根ざした問題を取り上げている 少なくとも 日本の農業は大変になっている というすでに農業をやっている人から見れば 至極当然なことを 消費者にもわかるように説明していた
 簡単な話 米にしろ なんにしろ もう日本という国では 農産物を作るということは 難しいのですね これだけ狭い国土で どうやったところで 海外の究極にコストダウンを計ったものに価格競争して勝てるわけがないのは 何十年前から当然のこと 牛肉 オレンジなどが自由化になり 最後の砦 米がついに自由化になる これからどんどん加速度を増して農家が減っていく そして いつかこの国から農家がいなくなって初めて消費者は目が覚めることがあるかもしれない でも どうだろうか?安い安い外国産こしひかりがいつでも食べれてかえっていいと思うかもしれないし じゃんじゃん輸入してどこかが儲かっていいのかもしれない どちらにしろ この国に農家はいなくなる 僕自身 どうやって自分が生き残っていくかで 必死です なんの余裕もないし 実際に苦しんでいる農家の一人です 最後の選択は消費者が握っている 消費者の選択にすべてがかかっています そこをよく考えてもらったうえで 選択して欲しいと思います

1 thought on “大盛況の青虫君 と ライスショック

  1. こんにちは。
    アルバイトしながら、大変だと思います。
    ユミさんのいろいろな「世情分析」には、いつも共感しておりますが、それは、青虫ではなく、ヨトウムシではないでしょうか。

    http://nonotobira.typepad.jp/blog/2007/10/post_071e.html
    に少し書いてあるので、よかったら、読んでみてください。
    ことしは、茨城のかぜだよりさんですらも虫取りしてみたいですよ。

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