バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法~実践してみたその特長

c6b08096.さて 今日の写真 これは長ねぎ こうして土を寄せて白い部分を多くしていくのだけど 苗を植えるときに 溝に対してまっすぐにしないと大きくなって途中で曲がってしまう すると出荷するときはこの時期 畑はばりばりに凍っているので ねぎを引っこ抜く時に 途中でぼきっという音と共にちぎれてしまう その度に私の(ぎゃー)という絶叫が畑にこだまする 

今月末に 温床を踏んで2月の頭には夏野菜の種まきが始まる 今年はどんなのを作付けようかと 思案するこの時期は楽しい もちろん頭の中では失敗することなんて考えない たわわに実った夏野菜をイメージしてにやにやするわけである そしてその量や種類もなぜか多めになってしまう 毎回じゃがいもなど収穫するときになって (誰がこんなに植えたんだあああーー!)と 一人で農園をやっていることも忘れ 責任転嫁をしがちである 
 今年はどんな季節になるのだろうか たくさん出来すぎて困るのか 全滅して出荷するものがないのか まあ どちらもうれしくない

さて その種まきにちなんで 僕が取り組むバイオダイナミック農法 農作業はすべてカレンダーに従い 今日は葉の日なので 葉物の種まきをするとか 今日は根の日なので 芋類の土寄せをするとか 実は決まっている しかし 僕のように年間 60種類 細かい品種も入れると100種類ぐらいの野菜を作っていると 厳密にこなすことは不可能である なので できるだけその原則に従って作業をするわけだけど 僕が何年か実践したみた感想がいくつかある まず 発芽だけど 今の僕らのやり方は 当然トラクターできれいに畑を馴らしマルチを張ったりして ほぼ均一な状態にしてから種まきや シュタイナーの時代にはなかった 播種機など最新式のものがあるので それほどの違いは感じられない まあ僕らにとって 発芽はきっちりしてくれないと困るわけで それはむしろ 畑の潅水や土の状態など物理的な条件の方が大事である バイオダイナミック農法で大きく違いが出るとしたら それは栽培期間の長い作物である ねぎ 人参 そしてキャベツや白菜などの巻物 何が違うといえば その野菜自身の持つ 『風味』にかなり影響する そしてその成長具合も若干違う もちろんその野菜専用農家さんのように 特化して栽培しているプロ中のプロの農家さんならば 遜色なく仕立て上げるだろうけど 出来上がった野菜は少し違うものになる 
 そして 僕が最大に違うなと 思っているのは 貯蔵する野菜の保存期間の長さと質である これはたぶん歴然とした違いがあるように思う つまり いも類(じゃがいも さつまいも 里芋) 玉ねぎ かぼちゃ など なので これだけは 忠実にその野菜にふさわしい日に収穫したいと思うのだけど まあ なんせそううまくはいかない
 実際に バイオダイナミック農法で栽培している人は少ないので なかなか意見交換などは難しいのだけど 今後実践者を増やして よりきわめていきたいと思う 

1 thought on “バイオダイナミック農法~実践してみたその特長

  1. はい。全く同感です!貯蔵性のよさ歴然ですね。
    根菜類を在庫すること全く怖くありません。
    それとB.Dに取り組むことで繋がる人の輪、これにも強い力を感じています。

    今年も「百姓農園」のさらなる発展期待しております。私もブログから力をいただき今年も励みまーす。。

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