自然や生態系

写真家・松本紀生氏

940e8d52.今日は全然農業とは関係ない話 てことで今日の写真 これは写真家・松本紀生氏の作品 『オーロラの向こうに』です 昨日 ネット注文で購入しました・・・もう 15年以上前の昔の話です 僕がまだ若かりしころの夜の世界のお店で働いていたころ 彼がバイトの面接に来ました 超がつくイケメンだけど もの凄くナイーブで 女の子には興味もなく 真面目で不器用 そしてうまく世間や人間関係などをこなせない若者だった 一緒にさだまさしのコンサートに行ったり(彼がファンだった)内面を見るセミナーに一緒に参加したり 呼吸法のトレーニングを一緒にやったり 随分と深い部分まで交わった 店が終わって誰もいない繁華街でキャッチボールをやって ガラス窓を割って必死に逃げたり 青春の1ページといえるだろう

 そして彼と連絡を最後にとったのは たしか僕がサラリーマンをしていた頃だったと思う
それから15年あまり・・・昨年ネットで何かを検索していたときに 見たことのある名前を見つけた それが彼だった 彼はアラスカの大自然を撮影するカメラマンになっていた 一年のうち約半分あまりを なんと!零下40度あまりのアラスカの大地にたった一人で篭り(零下40度の世界に慣れると 零下20度は暖かく感じるんだそうな どんだけー!) この写真のようなオーロラや 自然の写真を撮影している 人が生きていける限界地点をはるかに越えた場所にテントを張り 究極の寒さの中 自然と戦い 受け入れ この写真のような この世のものとは思えない世界の中で生きている 凄い 凄まじい 帰りの飛行機が到着するために 雪の上に何日もかかって一人で滑走路を作るそうな・・・ この彼の写真集の中に たくさんのコメントが詰まっていて 魂を打つ そしてひげを蓄え たくましくなった彼の笑顔 昔 共に悩み 共に答えを探し求めていた そして彼は見つけたのだろう 心の底からよかったと思った 

まだ彼とは連絡をとっていない たぶん彼も僕が百姓になったことを知れば驚くかもしれない お互いなぜか自然を相手にする仕事についたのは 偶然とはいえ興味深い もしよかったら この写真集是非ご覧になってください 本当に素晴らしい写真がたくさん載っています 彼がファンだったさだまさしさんが帯にコメントを寄せてくれています(よかったな!) いつか彼に 聞いてみたいことは山ほどあるけど その再会のときを楽しみにして僕も畑をやろうと思う 

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