バイオダイナミック農法

2008春 バイオダイナミック農法 500番散布~攪拌における4つの流れ

e5af475e.さて ようやく今日は少しの晴れ間が午後から出てくる もう4月も終わりに近づく ここのところの雨で例によって仕事は山積み そして5月に入ればトマトやなすなどの 夏野菜の植付けが始まり 畑はがんがん待ったなしのがんがんモードに突入する ハウスの中で着々と畑デビューを狙う2軍の選手のように 夏野菜の苗たちは今 ぎらぎらしている 

今日は 年に数回のイベント バイオダイナミック農法の根幹 調合剤の散布 さあやって参りました 当然朝から気合を入れ 頭をバリカンで坊主に刈り上げ いつもの下着のトランクスをふんどしに変更 2本のばちを手に 大太鼓を思い切り打ち鳴らします その後・・(すいません 嘘です 大太鼓は持ってませんし ふんどしってどこで売ってるの?頭は常に坊主です) 今日の写真 手にしているのが調合剤500番の基 冬の間 牛の角に入れられ地中に寝かされた 牛糞です 匂いも全くなく この手にしている量で 畑約4反分に相当します これを水に溶き 1時間攪拌します 今年から思うところがあって もう1つの材料を加えます 今のところ企業秘密です 時間は夕方 大地は午前は吐き出し 午後は吸気を行う力を利用してこの調合剤を大地に染み渡らせます 例によって 1時間ずっとしゃがんで素手でかき混ぜていく作業はかなりつらいです しかし 今回はいくつかの発見があしました 1時間のうち エネルギーが変化していく過程がどうやら 4段階に分かれているようです つまり15分ごとにこの調合剤が変化していきます 最初の15分は水の成分に溶け込むように 大きく拡散します 15分立つと香りはなくなり熟成の段階に入り 30分経つと 急に水が粘りを示し 重くなります そして最後の15分 今度は軽くなるが 密度が濃くなるという奇妙な溶液に変化します 完成したら あとはほうきを持ち 左手にこの調合剤の溶液入りバケツを持ち ひたすら水滴を畑に撒いていきます 夏の野菜を植える予定の4反の畑に水滴を撒くのは簡単です これで終了 終わればあっけないものです これがフランスの有名ワイン農家が真剣に取り組む BD農法の根幹の作業なわけです 大地がより良くなり 自然の循環の中で その恵みをもたらせますように・・・(でも これ読んで意味わかる人ほとんどいないでしょうね EUとかではわりと普及している技術なんだけどな・・孤独だ)

2 thoughts on “2008春 バイオダイナミック農法 500番散布~攪拌における4つの流れ

  1. ワイン用の葡萄作ってる方々の間ではポピュラーなんですが(笑)

    シュタイナーさんの名前、ワイン好きのほうが知ってる鴨♪

  2. いや ほんと おっしゃるとおりなのです!ワインの世界では ビオディナミといえば 最高峰のワインとして確立されているのですよね 特にEUでは シュタイナーさんは 農法に限らず他分野でもかなりの影響力を持っているようです 日本ではまだまだ先の話みたいです・・

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