バイオダイナミック農法

バイオダイナミック農法500番散布~2009・春~イベント参加

99e35451.さて 今日の写真 これはなんでしょう? 一見単なるバケツとほうきに見えますが さにあらず 縄文時代より代々伝わる 5000年の遺物 聖なる道具であります その昔 伊勢神宮に降り立ったとされる・・・(すいません 嘘です 疲れていると ねたふりも最近雑だ)
 春一番も吹いたということで やって参りました バイオダイナミック農法 調合剤の散布です 今月の12~14の3日間が おとめ座の時で その間に500番と呼ばれる調合剤を散布します この後 3月 4月の同じおとめ座の時に行い 春から夏の作付けの間に合うようにします このバケツの大きい方へ 天然の水を 約40リットル入れて 調合剤を手のひら一塊をその水に溶かし ひたすら 1時間攪拌 右 左と交互に繰り返す もちろん樽の前に坐りっぱなしで 休むことなくやり続けるのは 大変です 右手が痺れてきますが 途中でやめられません 今年より もう1つこの作業の時に とある液体を混ぜました 今のところ企業秘密です シュタイナー氏が生きていた時代から 随分経ちますが 僕の中ではいくつかの推論があり たぶん こうしたほうがもっと効果はあるだろうと思い 時間をかけてやっていくつもりです 完成したら すぐさま 畑にこのほうきで しずくを遠くまで振り回して 飛ばしていきます 4反の畑に散布すること 15分 まじない農法のでき上がりです

 その500番を終えて すぐさま着替えて 軽トラに乗り込み 一路高速へ乗り 府中へ向かう カフェスローでのイベント トージバさん主催の 農家と消費者を繋ぐ ハートフードなんとか?というのに参加する まあ 農家さんとそれをサポートするという大変意義のあるイベントだったのだけど なんせ こちらは疲れているし おこしになっている消費者は 遊びなわけだし で 普段ののりとは勝手が違って 所在ない感じ まあ こうしたイベントでは 僕らが普段やっていることを どこまで話していいのか 田舎で起きている現実を赤裸々に話す機会というのはなかなかないわけで 今回話せるかな と思ったけど そんな雰囲気ではないようで 拍子抜け ぼーっと突っ立って終わった イベントは楽しく大盛り上がり 主催者にはメリットはあるだろう 参加者も楽しかったろう 高速代 ガソリン代 参加費を出して参加する 僕らゲストの農家のメリットが一番弱い 農家をサポートする ということが 何を意味するのか? 僕ら農家が何を求めているのか?
 
 そうしたことを正面から語る場所はほとんどない すでに販路もあり 10町以上もやっているベテラン農家さんにサポートなど必要ない 新規就農で畑も借地 販路もなく どうなるかもわからない新米農家さんにこそ スポットを当てるべきだろう こうして遊んでいる 今日一日で 日本の農家は200軒離農した 明日また 200軒農家をやめる そろそろ本当のリアルな現実に立ち向かわなければ 間に合わない 誰がいつ どうするの?いつも言うけどこの問題は 農家の問題ではなく 消費者の問題です (サイはもう投げられました)

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