百姓の詩

魔法の薬 らいくあろーりんぐすとーん

af2dbbcb.さて 4月も終わる 早いね ここのところ雨が少なくとても畑が乾いていて 植え付けた作物の中で やばそうなものに じょうろで水をあげていく 新たに借りた 1反ちょっとの畑がもう 半分ほど埋まる これもあっという間に作物で埋め尽くされる じょうろで水をあげていると 道を挟んで お隣のニンジンだけが作られている農家さんに はじめてご挨拶 (細かい作付けだね) といわれる そう この場所からすぐのところの僕の畑を見たことあるらしく やはりあんたか という感じだった 

 にんじんのトンネルを片つけているところだったのだけど (いやー俺は 大根とニンジンとさつましか作ったことがねーな) とのこと そして (きれいなニンジンですね)と言うと (ああ 除草剤使うからな あんたらみたいに薬使わなくて 草むしれって言われたら 俺はお手上げだな はははー)たしかに 除草剤って 僕らは見たことも使ったこともないわけだけど 実際に使ったら 腰抜かすぐらい 草は枯れるみたいだ ただ 当然作物にもダメージがあるわけだけど まさに 魔法の薬なんでしょうな でも こっちも牛の角使った 調合剤撒くから 別の意味で 魔法を使うことになるかな

 よく (なぜ農業始めたのですか?)と 聞かれるけど 僕の場合は 将来農家が減るから とか 環境のことを考えて とか 何かしらの計算めいたものは 皆無で 目の前に訪れる選択を 右か左か とかやっていたら 農家 になっていた もちろんそこには ほとんど目に見えない 人との出会いや偶然などが 重なっていて あと5分そこに着くのが遅かったら その話はなかった とか いうことはザラにある なので 今後のことも 自分なりに 計画めいたものはあるけど まあそうならないよな とか 一方で思っていて 転がる石に聞いてくれ とはかっこつけた表現だけど 正直 そんな感じだ たぶん 農業はずっとやるけど どんな 感じになるかは 正直 皆目見当がつかない 周囲の農家さんや 友人の有機仲間と触れ合うたびに 自分はまだ全部扉を開けていないな と感じる 
まったくもって 困ったもんだ 俺はいったいどこへ向かっているんだろうか 占い師は自分を占えない というのは まさに宿命みたいなもんで ただただ 日々を必死に生きるのみである 今日の写真 水をあげた インゲン

1 thought on “魔法の薬 らいくあろーりんぐすとーん

  1. 無というものは限りある存在に
    必ず発生するものです。それは
    信頼することができるでしょう。

    ただ、純粋に「幸運」なことには
    気を付けてください。それもひとつの
    カルマになりますから。仕事が増えてしまいます。自分の心の「声」をしっかり聴いて
    ください。休みは非常に大切です。
    いたずらに自分を傷ぶるのはいけません。

    無、空間を使ってください。そうすれば
    試練も越えられます。世界は異なっているけれども結局はひとつのパズルだと気づけるはずです。

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