百姓の詩

にら花 大雨寒 心

0dca9551.jpg今日の写真 この花は にら 白いイノセントな雰囲気がいいですな 今朝 速い時間から外はどしゃぶり ああ これは続くな・・・と思い 身体も疲労のピークってことで この大雨に感謝して 寝ることにする 久々に 8時間ほど寝ることができた 
 しかし 1カ月降るのが遅かったね そして 寒い・・・今日は 古民家で出荷準備をしていて Tシャツでは寒かった よく考えたら もう9月も半ば 秋に入ったわけで そう不思議なことではないけど あれだけ今年は暑かったから なんだか 涼しいとか寒さの感覚を もう忘れたかのようだ

 秋の作付けも終盤 白菜の種まきも終わって 植え付けを待つだけだし 大根もあと一回播いたら終わり ハウスの中のまだ残っている苗を植えたら ほっとできる 10月になったら もう 時期的には遅いので じたばたしても始まらないから 毎年 10月・11月は開き直っている季節だ ピークは過ぎつつあるけど 最後のひと踏ん張りってとこか・・
 
 心 に興味がある それはもう 20代のころからずっと自分なりに探索してきた 数ある心理学のセミナーの類に参加したり 自分なりに 瞑想やら 呼吸法を行ったり あげくのはては 砂漠で4日間飲まず食わずで踊ったりしたし インドの山奥まで行き 聖者に会ったりもした 答えは出たのか? 出るわけがない なぜ 人類に心なるものがあるのか?
たとえば 感情なるもの 進化の過程でそれが生物学的に必要だったのか? まさか そんなわけはない 自ら命を断つ という選択もできるということが 他の動物にありはしないように 単なる 進化の過程で生まれる と考えること自体 僕には 不合理に思える

 心は 人を強くもするし 弱くもする 最近流行りの 経済評論家 かつまー女史のように すべてを時間軸がごとく 計算して合理的に物事を割り当てていくというやり方 人は根本的に なぜ生まれてきて なぜ生きるのか? そこらあたりを見ずして 何をもって合理的にするのか を考慮しなかったら いったい 人はどこを整理して生きていけばいいというのだろう 80歳になり きっちりと計算ずくで生き残ったとして 魂の痕跡は何が残るというのだろうか? 対処不能な偶然がたくさん自分に起きてきて 初めて 人は自分の頭でものを考えて 感情を動かして 希望を見出し 切り抜けていくことができる それには マニュアルなんてない どれだけ たくさんのあらゆる 感情を体験したか もちろん喜びも苦しみも 悲しみも含め その体験した量が多いほど その人は豊かになれる
 人を本気で 殺したい と思うぐらい憎んで初めて 自分が薄っぺらい倫理観しか持っていないことに気づく 絶望がなければ 希望なんてその 素地すら見いだせないだろう

 もう 疲れてしまって 何も感じたくない 何も見たくない 真実なんていらない 誰でもそう思う時がくる で 実はそこからが 自分を知る本当のスタートになる 心の中に 空っぽの自分しかいない という真実に出会った時に 一番 最初に何がしたいのか 何ができるのか その細い細い糸のようなものが 自分を 遠くまで連れて行ってくれる 
 そうしたことが 心の真実だ ずっと そうやって 自分の心に従って生きていけたらいいな と思う ま 本当言えば(少なくとも僕には)それしかやり方がないように思うんだな・・・・

4 thoughts on “にら花 大雨寒 心

  1. 本当言えば(少なくとも僕には)それしかやり方がないように思うんだな・・・・
    まったく同感です。
    しかし、これは日本という国では、気づきにくいし、気づいても、住みにくいだけではなく生きにくい。
    よってゴーストやゾンビの様に生きている人達が、、、、大勢いる様で悲しいです。
    弓木野野菜で元気と勇気と覚醒を!

  2. >いつもお世話になっております 自由 ということの概念がいまだ浸透していないのかもしれませんね 同じく 民主主義もそうですが・・ 田舎にいて畑やっていると 江戸時代とさして変わらないかな とも思えてきます それがいいこともあり よくないことでもあり・・・ですかね 

  3. はじめまして。
    コマツと言います。
    ここ数年農業に対して興味がある東京のサラリーマン(28歳)です。

    農業について検索していたらユミキノさんのブログに辿り着き、この記事に胸打たれた感じがしました。

    心には大きな幅が有り、プラスやマイナスやゼロを行き戻りしながら経時変化して、やっと何かが見えてくるものなのかもしれない(と、自分なりに勝手に解釈しました。)

    ブログこれからも読ませてもらいます。

  4. >こまつ様
    読んでいただいて恐縮です 大変失礼ながら農業はやめたほうがいいです 農業は 興味の対象ではなく やるものです(食っていくレベルを求めるならば) 目指してプロとしてのトレーニングを積んだ上で 初めてやっていけるのか 判断する必要のある ハードルの高いものです どうぞ 巷の農業ブームや雑誌に踊らされることのないよう ご自分の目でじっくり確かめてから 行動なさってくださいませ 失礼いたしました

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