百姓の詩

夏の灌水 竜巻?どうしろと・・・農家は今後・・・

7月11夕方と灌水

今日の写真 昨年の夏最盛期に 人参に夕方灌水しているところです・・・・あと 2ヶ月後には 秋・冬の作付けが始まる・・・・・一番暑い時期に こうして 作物を作るということは なかなか大変なことなのですね 今から心配してもしょうがないけども・・・

 今日は朝から 天気予報などでさんざん 竜巻注意報やら雷雨注意報やらを連呼される しかして 何ヘクタールもやっている僕からすれば (それでいったいどうしろと?) テレビで見たけども あんな天高くうずまくものが やってきたら どうしようもない てことで 普通に朝から仕事する 夏の葉物 つるむらさきを植えたり キャベツをを植えたり 夏野菜も佳境に入ってきて 来週末は イベントがあるので なんとかそれまでにはかたを付けたい

 このところ 動画や写真を取ってない このブログもそうだけども 農家が何のために情報発信するのか? 僕は自分の中で決めていることとして このブログは 有機農業という現場を知ってほしい 農家の暮らしやその生活の中身 何が問題なのか そうした現場で起きてくることを ありのままに綴ることで 農業を知らない消費者の方に少しでも 伝えられたらな と思ってやってきた よくあるような 趣味やどっかのプライベートのことなどは ここには書いてないつもりだ(たまに書くのはそれが農業と切れないと思うからだ)
 しかして それは 僕からのお客様や 消費者へ向けてのメッセージだったりするのだけども やはり 昨年の3・11以降 僕の中で やはり何かが変わってしまったな・・と思う
正直 これだけ 日本の消費者が 安全や安心 食べるものに関して 疑心暗鬼になっている中で どういうスタンスでもって 今後 農業をやっていけばいいのか・・・・ 畑を測定して それは もちろん科学的データという事実で持って 安全な数値だとわかった しかして それは消費者から見れば 問題の解決にはなっていない と見る人が多いだろう 今や ほとんどの人は 政府や東電の出す数値や見解を信頼していない 消費者が持つそのイメージに対しては 自分のような 個人の農家は 極めて無力だ 消費者のイメージに関しては お手上げだ それが 今の僕の毎月の売り上げの数字にはっきりと現われている 市場から 締め出されようとしているのは 僕の方だ 

 農業をやっていく そのモチベーション 情報を伝えていくその思い 東日本で 農業に従事する生産者はいったい今後 誰に向かって 何を語ればいいのだろうか? 昨年だったか 知り合いが (とにかく事実を伝えていくことだ)と言っていたけども その事実を数値を公表したとして それが いったいなんだと言うのだろう?
 たぶん 問題の根本はそこにはない 安全と安心は違う 最後は 人としての信頼 そこが最後のアラモの砦となるんだろう・・・・・

1 thought on “夏の灌水 竜巻?どうしろと・・・農家は今後・・・

  1. 「農業をやっていく そのモチベーション 情報を伝えていくその思い 東日本で 農業に従事する生産者はいったい今後 誰に向かって 何を語ればいいのだろうか?」
    ひたひたと、周縁部から、年寄りから、モチベーション下がってきていますね。
    後ろを見たら、誰もいない、なんてこともあるかもしれません…
    >ご無沙汰しております いや モチベーションを維持するのは 難しいですね・・
     関東では 新規就農はもう無理かもですね・・・

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