百姓の詩

新たな畑の取り組みと定番の見直し 農業の経験値と肉体(よっこらしょ)

8月27葉物畑の様子

今日の写真 昨日アップした秋の葉物畑の様子です 今日はちんげんさいを播きました ま これを見て一般の方は何かわかることはないとは思いますが 同業有機農家の人はわかると思います 今年はちょっとやり方を変えて 種を播く場所以外 主に畝間をすべて マルチで覆って 除草の手間を省きました ここまで徹底したのは初めて・・・ どうしても 初期の草が 栽培上 問題になるし 収穫の際には 邪魔でしょうがない 約1反 これで今年はやってみることにしました・・・
 こうして 毎年 何かしらテーマを持って 新しいことを少しずつ実践してみる 人がやって良かったことも 自分には合わないこともあれば 逆もある 農業の世界には 特許というものはない なので いいことはどんどん取り入れていけばいい そして 今年の苗が悲惨な状態になっていると書いたけども 毎年 ずっとやっている定番の技術も 見直すことも必要になる時が来る 新しいことを取り入れて 定番のことも見直していく あらゆる仕事に必要なことだと思う これはこうなんだ!と 狭い世界にとらわれていくことが何よりも怖い 僕のように ずっと一人で人と会うこともなく 仕事をしていると 何もしなければ 井の中の蛙になるのは必然 そこをいかに回避していくのか・・・まずは 破れまくった作業用Tシャツを改定することからだ!(そこ?)

 雨が降らない 一滴も・・・・なので 畑は乾ききっている 軽トラで畑に向かうのに 農道を走るだけで土埃が舞い上がり前が見ずらくなるほどだ 当然 タンクに水を入れて 灌水しまくる 夕方には シャワーキャップを握りしめて 畑から畑へと移動しながら 疲れ切った野菜たちに水を挙げる・・・たぶん 野菜たちからは 僕が神に見えるだろうて・・・・そうして 水をやっていると 一日たっぷりと汗をかいた体から いやな匂いがする そう 若いころにはなかった 汗臭さ以外の 年寄りの匂いだ・・・ああ もう俺もじじいの仲間入りなんだ と自覚する いやなものだ
若いころは (つまらない大人にはなりたくない♪~) と 佐野元春が歌ったように 俺はいつまでも若くいるんだ!とか 思っていたけども それは 無理なんだと最近気づく 頭ははげあがり 右肩は上がらない 左の膝は曲がらない 新陳代謝は落ちていき 汗が臭う・・・・ 最近は 周囲に若い新規の有機農家なども増えてきて その世代間のギャップに落ち込むことが多い・・・ガンダムは再放送でしか見たことないけど知ってます的な・・・年をとるのは仕方がないとして 農業の世界ではすべてのスパンが 一年単位 僕が還暦までには たった残り10数回の秋・冬人参を作る機会しか残されていない あまりにも 農業の経験値と 肉体の衰えが逆行している 焦ったところでどうにもならないけども まあ せいぜい やっていくしかないのさ・・・・(よっこらしょっと・・・ああ こう言わなくては立ちあがれない時がもう目の前に・・・)

1 thought on “新たな畑の取り組みと定番の見直し 農業の経験値と肉体(よっこらしょ)

  1. 私も有機農業にはあこがれるけれども、慣行農業がなぜダメなのかがわからない。

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