百姓の詩

ハンドル泥だらけ いまどきの研修生問い合わせ ポジティブとネガティブ

3月21ハンドル泥だらけ
今日の写真 昨日は大雨・・・そして そんなときに限って 別注文で出荷が入る・・・うーむ 雨のときに畑で仕事をして 軽トラに乗ると この写真のようになるわけですね・・(これ何をどこ握っても手遅れだよね・・)

 この3月の時期になると 研修生の問い合わせが毎年何件が入る ま 風物詩ですな・・・今はネット社会 研修先も家で寝ながら探せるのだから楽ですな 僕なんか 研修先が見つかるまで それこそ 年単位の時間がかかったのだけどね・・・そして 昔と一番違う点がひとつ・・・やたらと待遇やら 研修内容を聞く人がいる・・・つまり その根底にあるのは 選択肢は自分が握っている ということなんでしょうね・・・いやはや・・・ま 新規就農のハードルが下がっているのは 喜ばしいことだとは思う しかして 結局のところ 研修を終えて 農業を自分で始めてみれば すぐにわかるけども 新規就農者には 選択肢などない・・・空いている畑を借りられるチャンスがあれば 最初は どんなでも 借りるしかない それを 断ってなどいたらば 二度とチャンスは巡ってこないのですな・・・
 ま なので 僕はメール対応は 基本的に冷たくあしらう・・・それでも どうしてもやりたい という人は 腰を折って なんとか僕の時間を取ろうとします (ちなみに 今の研修生Aさんは 何度も断ったのですね それでも来るんだからたいしたものです・・)はい そうした自分で切り開く姿勢があるかどうか・・・僕自身も ずっとそうして 自分で切り開いてきたし これからも切り開いていきます そうした姿勢と言うのは 簡単なメールでのやりとりですぐにわかります ま 100人中 一人ぐらいでしょうか・・・見込みがあるのは・・・
 先日の僕の高円寺での 上映会&トークイベント 参加された方の感想をいただいた (常軌を逸している・・・)とのことです・・・ははは(笑) はい 僕にとっては 褒め言葉です この平成26年の日本で 縁もゆかりもない田舎へ行き 農業者になって生計を立てようなんてのは まさに 常軌を逸している と客観的に僕だって思いますよ・・
(おまけに飲食店までやろうってんですから・・・自他共に認める頭いっちゃってるんですよ!)
 なので 今後は 研修生の合否判定は 目の前で一芸でもやってもらって 常軌を逸した芸を披露した人を 合格!! としますかね・・・(いやわりとまじで・・)

 先のトークイベントでもそうなのですけども やはり というべきか (占い)の需要が多い すぐにでも 受けたいという人がいらしたりして お店のオープンを心待ちにしてます! とか言われる・・そして スピリチュアル分野での話を聞きたがる人も多い うーむ よほど 農業の話などよりも受けそうなんですな・・
 日本の・・・というと御幣があろうか・・・スピリチュアルな世界に蔓延している ひとつの悪しき風習 ポジティブ・ネガティブ というもの・・生態系にポジティブもネガティブもない そして 人生にもそうしたものはない どの角度から 何をどう見るか という視点ですべてが変わろうというもの つまり すべての起きて来る事象には ポジティブもネガティブも同じように存在しているわけで ほとんどの場合 (こうなったらいいなあ・・・) とか (もっと楽しかったらいいなあ )というような 願望を基礎としているから ポジティブであることをやたら 重要視するわけですな・・・
 しかして 人生の大きな選択や 重要な情報というものは 大方の場合 ネガティブな状況なり どん底のときにやってくることが多いと思いませんか? 僕はそうしたことが多かったです・・・そして それが 有用であるかどうかは そのときの自分にしかわかりません・・・たとえ 悪人やひどい人からでも 自分にとっての有益な情報や指針などは メッセージとしてもらえることがあります その目の前の いかにも自分が嫌いな人が すごく大事なことを自分に伝えようとしていたとしたら・・・でも スピリチュアルな集まりや会合などに行けば大方そうですが やたらと ふわふわとしていて 会場にはヒーリング系音楽が流れていて(カノンとか) みんな むりくりにニコニコしています(マルチ商法とかもそうですよね・・) すべて 願望 という欲望が基礎となっていて 僕がネイティブアメリカンが学んだ 自己犠牲のかけらも感じられないんですね・・・(そして彼らネイティブの男はにこりともしない)

 ただただ ひたすらに 目の前に起きてくること それがなんであれ その日一日頑張って取り組んで生きていくこと ポジティブもネガティブも 超えた瞬間を味わうことになります (俺の前に道はない 俺のあとに道ができる・・今回上映したフィルムのラストで僕はそうカメラに告げて軽トラで走り去ります・・・そこにあるのは 日々の疾走感ですな・・・・いやしかして ださい演出だったか・・・撮影監督には これ最後に編集で入れてとお願いしたのは僕だけど・・・・百姓だからそんなもんです・・・)
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA