今日の写真　はてさて　すでに季節は春から夏へと移行し始め　畑は夏モードに切り替わりつつある　どんどこ終わる春野菜を片付けて　どんどこ夏野菜の植え付けに追われる　すでに　ナス・ピーマンの１発目の作付けも終わり　後半戦に突入　この写真のトラクターで耕している場所が　かぼちゃ後半戦３００株ちょっとの植え付け場所になる　左側が里芋　暖かなぽかぽか陽気で　トラクターの振動とあいまって　眠くてしょうがない・・・・

　友人有機農家が言った　（俺は車には興味がない　だとして　とある友人が　いかにその車が燃費が良くて　あるいは　エンジン性能が良くて　デザインがどうのこうの　と熱く語られても俺は興ざめするだけ・・・それで　いろんなところで野菜を売っていても　ほとんどの人は有機野菜には興味がない　なので　マルシェとかでも　もういちいち説明するのはやめた　俺はうざがられてまで野菜は売らない・・・）　
　有機農家の中には　こうした　うざがられる人がわりといる　たぶん　僕もその一人だろう・・・講演会などでは　３時間でも４時間でも　一人でずっと　しゃべりっぱなしだ　そのときとばかりに　普段　人と接することもないこともあり　持っているものすべてを　アウトプットする　そして　いつも　帰りの電車や　バスでは　自己嫌悪に陥る・・・そこには　常に　期待があるからだ　僕のような　有機農家にとっては　頼りは　理解ある消費者　それのみである　都市に住む人が畑に来ることはほとんどない　こちらから　都市に出向いて　出会って　一度腕を掴んだら　決して離さない　ぐらいの覚悟で　僕は毎回　自分のやっていることを話して　できれば　野菜を買ってもらいたいと思っている・・・
　今はもう　それしか　顧客獲得の実際的な方法はない・・・そして　それは　たぶん　とてもうざいのだろうな　と思う
（そして　毎回多くが徒労に終わる・・）

　トイレットペーパーがなくなれば補充する　それとまったく同じで　野菜がなくなれば買う・・・そんな感覚で　野菜を買ってくれるのが僕にとっては　一番ありがたいことです　特になんとか農法とか　極めつけとか　極上とか　そんなことよりも　だいたい　いつもおいしくて新鮮で　そして　しみじみと美味しい　と思っていただけること　その日常に根付いたものを　僕は求めています　たぶん　わが農園だけでなくて　多くの有機農家はそう思っているんじゃないだろうか・・・たぶん　農業というのは　そうしたもので　某ネット通販で　人気ナンバーワン！　とか　やたらとバナー広告に掲載されている　農産物を見ると　僕は凄く物悲しいものを感じます・・・・（売れりゃ官軍てか）