自然や生態系

土木の世界 人の弱さと自然の怖さ

1月8砂利運ぶ
今日の写真 さて 今日は朝からひたすらの土木工事 近くの地元の建設会社から この砂利をユンボーで軽トラに積んでもらって 研修生Aさんと まきまくる 畑というのは 道路から農道へと続くわけですが 当然 舗装ではありません なので 梅雨の時期や今の冬の霜柱が立つ時期は ぐちゃぐちゃになってしまって 場合によっては人の畑へと軽トラごと突撃してしまう危険性もあります てことで 何年かに一回は こうして 砂利を農道へと敷いていくのですね てことで ひたすらシャベルを振り回しての 土木工事です・・

 この畑の近くにある 地元の建設会社さん・・・(ま 4トン~25トン!ダンプが30~40台並んでパンチパーマのいかついおじさんたちが集う場所でもあります) 社長さんがなかなかおもしろい・・・いわゆる 僕が触れ合う方はだいたいにおいて 農家さんが多いわけですが みなさん 基本寡黙だし おとなしい しかして 生き馬の目を抜く建設業界で会社を立ち上げて生き残ってきたこの社長さんの放っているオーラはなかなかのものだ・・・僕よりも背が低く 年は還暦を回っているけども 足腰がそれはしっかりしている そして何がって 写真に写っているユンボーのバケットで砂利をすくい上げて 軽トラの荷台にどんぴしゃと運ぶ技は素晴らしい そして 一回でほぼぴったりの1トンを乗せてくれるわけです うーむ・・・他の従業員の方だと そうはいきません 社長さん凄いよね とその従業員に声を掛けると (社長は別格ですから・・)との答え うーむ 荒くれ者を束ねるには 眼力と技術だということがわかる 今日は 午前中だけで 約11トン!!! それぞれの農道にまきまくる さすがに 足腰がへろへろ
 最後のほうは 軽トラの荷台で足がふらついて シャベル持ったままずっこけて背中から落ちてしまい 研修生Aさんに心配をかけてしまう(本当は死ぬほど痛かったけどもそうは言えませんわな)

 農業をやりたい・・・という人の多くは 先に書いた 肉体労働の経験のない人が多い 別になくてもいいのだけども 農業にとって 何がアドバンテージがあるかと言えば それは こうした屋外での作業をやったことがある人のことだ 土木もそうだし 大工 左官 電気工事や水道屋さんなどなど 一年という時間 夏なら夏の暑い時期に外で働く 冬なら冬の寒い時期に外で働く 身体を使ってそうした屋外での作業をしていると 自然に身体も強くなり 肉体労働者としての センスが磨かれる 僕の周囲の有機農家で成功している人の多くは こうした 元肉体労働系の人が多い 農業がやってみたい という若者に言う事は (まるまる一日 雨の中 外で立っていてごらん もちろん合羽を着て たとえ体が濡れなくても雨は人間には堪える それが いかに自分の肉体を冷えさせて そして 次に心を打ち負かせていくのか それをじっくりと観察してごらん) 人間など弱い その 弱さに対抗できるのが 経験から来る 智恵 というものだ その智恵を生かすには ベースに 人の弱さを知っていることと 自然の怖さを知っていることなんですね・・・・

 来週には 引越しの準備が始まり 再来週には新しい家で暮らすことになる ふー 毎日があわただしくて目が回っている 2015年は怒涛の年になりそうだ・・・

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