百姓の詩

さつまいも堀り 50になるのだけども・・・

11月16さつまいも掘る
今日の写真 さつまいも堀りに追われる 今日も朝から昼飯飛ばしてがんがんやるけども 全然終わらない・・・ちょっと作りすぎたか・・・まあ 農産物というのは 大は小を兼ねる で 腕を上げていくには 量をがんがん作っていくことが肝心 1000株作れるならば 200株などは家庭菜園なのですね ということで 自分の体力 技術を高い目に設定していくことが 早道なのです ということで 畑の広さもがんがん広げてきたわけだけども なんといっても 我が農園の作業員は 僕一人・・・・今年は 本当に 一人で有機農業をやる限界 というレッドラインを体験しました 来年は 同じ量をこなせる自信がありません 今年の冬は 今後のこともじっくりと考えて 基本 一人でやるのならばこう スタッフを入れてやるならばこう という方向性を決めようと思います・・・しかして 芋ほりも じゃがいもに里芋 そして さつまいも 12月に入れば ヤーコン・・・芋だけで 5反は超えているか うーむ
将来はもう一台 専用の芋堀り機械の導入も考えねばかも・・・

 すでに 畑は春作の準備へと向かう 12月末までに春作をすべて準備すること 翌2月末までに 夏作を準備しておくこと それが完璧にできれば かなり楽・・・しかして まだ一度もそれに間にあった事はない どうしても
片づけが追いつかないのですな 今日も さつまいもで一日が終わる 暗くなって出荷準備をして終わればすでに日付が変わるこの時間帯 どうにも体が追いついていかない まだまだ 農繁期は終わらない・・・

 さて 僕は来月いよいよ50になる まったく・・・・20代の頃に思い描いていた 50歳のころ なんてとっくの昔におとなになっていると思っていたわけだけども 穴があったらばまっさきに入りたいぐらい 何もない・・・・ 社会的地位もなく 金もなく 貫禄もなく 友達もなく 本当に何もない(トラクターは3台ある) 今までの人生で今が 一番働いている そして それはまだずっと続く かといって 楽になることもなく 金持ちにもならない(むしろ借金が増えていく)
農園と店はあるけども それも 10年後あるのか? と問われれば わからない・・・なくならないように必死にやっていくだけ・・・何もなく 50になる こんなにも必死になって生きていくことが求められるとは思わなかった 50にもなれば 多少は余裕もある人生を歩む人はいるとは思う すでに 仕事という領域の引退を考えるころかもしれない・・・こちらは これからが 本当のチャレンジになる たぶん 次の店舗が最後の勝負となるかもしれない
この歳になれば 自分にできることと できないことがはっきりとわかる 若い頃は自分が特別だ などと何の根拠もなく思っていたことが単なる幻想で 今は 何の才能もない凡庸な男だ と痛感させられる日々だ その中で自分にできることは何だ? と 手持ちのほとんどないカードを何回も切り返しながら 少ないチャンスを伺う 今日もひたすら 一日 さつまいもと格闘していた 一日働いて 俺はいくら今日稼いだのだろう? もしかして今自分がやっていることは情けないのか? などと考え始めたらば どこまでも転がり落ちていく・・・趣味? もう いまや その意味する概念すらよくわからない 60になったときに どう思うんでしょうかね・・・たぶん 何も変わらない気がする 何も変わらず 腰を痛めて足をひきずって畑をやっているんでしょう・・・そして 結局何もない のでしょうな・・・
 

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