今日の写真 はてさて3月に入りまして 冬野菜がどんどん終わりに近づいてきまして 白菜ももう最後の口です
これからどんどん花が咲いてきます そして この端境期(はざかいき)のメイン 白菜とう立ち菜の出荷が始まります 僕が 有機農業に出会って一番感動した野菜です そして これを店で調理して出せるのは まさに百姓冥利に尽きます 一般にはまず出回らない そして 確実にどの花芽よりもうまい ゆえに 僕のような有機農家でしか出荷できない これを出すために 僕は昨年の10月に畑に直播きします 大量に・・・・(種代かけてね)
てことで この 白菜のとう立ち菜 百姓ズカフェでも お野菜セットでもこれからメインになります どうぞ よろしくお願いいたします
軽トラがようやく帰ってきた・・・・莫大なる請求書とともに・・・まあ この仕事をやっていると 少なくとも2ヶ月に一度や二度は めまいがして頭がくらくらするわけですが まさにそれが今日でした・・・長年 農業やっているけども 軽トラのクラッチごと交換なんて初めて聞いた 昨年車検で15万 今年も修理で15万 来年の車検はいったいいくらかかるんだろうか? また15万とかだったら ガソリンぶっ掛けて燃やしてやるぜ あ!で 牛かなんかでやったらええんや!
実はこのところ モチベーションががた落ち・・・・ブログを書く気もなかなかしないし 動画で はい!こんにちは!と話す気力も今ひとつ出ない 先日 本屋で現代農業という農業雑誌を見ていると 新規就農して 8年目でネギを作って 1億8千万の売り上げ という見たところ30代の若者が掲載されていた・・・・もちろん 慣行農法 ふー・・・わずか8年 畑の広さも僕とほぼ同じ・・・さらに見た目も若いスタッフに囲まれて 満面の笑顔で写っていた(そりゃそんだけ数字あれば笑顔になるさ俺なんかいつもそうした取材ではカメラマンに言われて無理くり笑顔を作っているのさ本当は中指立てたいぜ)
もちろん この仕事を始めたときから 数字なんぞ目指していない 有機農業というものでどう成立させていくのか? が課題だったわけです 僕が研修した農業法人 それはそれは 凄まじいものでした それは 志(こころざし) とか なんらかの信念 のようなものがなければ 絶対にやっていくことはできないしろものでした なので年間多くの見学者が来るのだけども みな 現実を知ると肩を落として帰っていく そんな場所です それでも 年間を通じて働いて技術を習得して 最終的に どこかで就農する そこでのサバイバルに生き残ることができるのかどうか・・・・僕は運よく 生き残れたわけです(今のところだけど)
慣行の農家さんに 年間100種類ぐらいの野菜を完全無農薬で作って 常時 10品目の野菜セットを作れますか? と聞いて できる! と言える慣行農家さんはたぶんいないと思う そして やろうという気も起こらないと思う(さらに直接販売もね) それぐらい難しいものだ そして 逆に 有機農家さんに さつまいもや大根など 単作で平均5ヘクタールぐらいできますか? と聞かれて たぶんみんな できる! と答えると思う (まあ 普通に機械があればね) 有機農家がやっていること というのは そうした意味でとてもレベルが高いことをやっているわけです そして だからといって偉いわけでもなく むしろ その逆で それでもって いったいいくらの数字になるのか? と問われて みんな下を向く訳です・・・有機野菜という商品を作れば 売るところは限られる 付加価値は今の時代ほとんどありません 僕の周囲のバリバリの慣行農家さんは いつも 僕のことを 哀れむ視線で見てきます 当然ですな なぜそんなやり方をやっているのか 説明が付かないのですから・・・僕だってメリットはないと今は知っているのです でも そのやり方しかできませんし お客様との約束ですからね・・・・仕方ありません・・・・
虚しさと哀しみと果てしない疲労感・・・(なんかこんな歌が昔あったよね) そこから逃れるにはどうしたらいいのだろう・・・なんてね 今日もユンケル朝から注入だ・・・・