百姓の詩

白菜とう立ち菜最後の黄色 町内会費に見る民主主義 般若心境とかんさんじゅん

4月24黄色い花の列
今日の写真 トラクターで白菜のとう立ち菜を畑に鋤きこんだらば 耕す後ろの板にきれいな花が列となって・・・ああ・・・ありがとう白菜とう立ち菜 今年の春もお客様には喜んでもらえたよ 来年もまたどうぞよろしく・・・

 さて 僕が住んでいるここ成田の町内会費は 2万円(年間) うう・・・高いなあ と思っていたところ 我が百姓ズカフェのある市川市でも町内会費がやってきた 締めて 2000円! うーむ・・・・この10倍の差は何でしょうか? まあ 僕はこの田舎で農業をやっているのでそのための経費と考えれば高いも安いもないのだけども たぶん こういうところが 田舎の閉鎖性 外から入ってきた人に対する無言のなんとか・・ととられても致し方ないどこでしょう (たぶんみんな集まって飲み食いなどに使われるのでしょう・・・いやはや) 民主主義がやってくるのは30年ぐらい先だろうて・・・・

 新しく買ったラジオ NHKしか聞けなくて仕方なく聞いていると 不思議な番組がやっているのですね 日曜の朝っぱらから (般若心境) を翻訳した方が出ていて 農作業をしながら聞いていると この文字の最終的に言いたい事は何か?と 考え続けて10年(という人でした)・・・一言で言うならば (しきそくぜくう) その真の意味は (すべては変化する) ということらしい あるものが繁栄してそして滅び去る 何かが死に何かが生まれる すべてはそのようにただ変化していく そしてその変化を受け入れることが悟りなのだ ということらしい・・・ふーむ・・・・そして 人が生まれてくる意味については (生きる喜びに感謝しつつ 自分の役割を果たす) と言っていた・・・・ふーむ・・・ポイントは 自分自身にフォーカスが向いてない ということですな 自分のために生きろ というニュアンスは少しもなかったのは腑に落ちました・・・・
 NHKなので CMもなく その後すぐに始まった次の番組 よくテレビなどでも見かける かんさんじゅん さん あの甘い語り口で多くの人のハートをがっつり掴む気鋭の大学教授さんですな この方 息子さんを悲劇的な亡くなり方で失ったり 高校時代には 在日ということで引きこもり状態になったり なかなかの苦しみの中で生きて来られたようです そしてラジオの向こうから 語りかけるわけです・・・(幸福な状態というのは 人が何かを追求したりはできない 病を抱えているような人のほうが深く何かを見ることが出来るのではないか・・・) おおー・・・
 これはなかなか・・・日曜の朝っぱらから 深い闇の中に輝く一筋の光が・・・あの柔らかな口調で痺れますな

 いつのころからか知らないけども 僕が青春を送った80年代 90年あたりのまだこの国がいけいけどんどんだったころ (とにかく楽しもう!)(明るく行こう!) (わくわくすることをやってみんなで繋がろう!)といった雰囲気が蔓延していて レイバンのサングラスに肩まで伸びた髪を振り乱して僕は居場所などどこにも見つけられずに (俺はどうかしているんだ間違っているんだなんとかせねば!)といつも強迫観念のように追い込まれていたわけだけども 有機農業という道を選んだころより 完全に開き直ったことが良かったと思っている 今はもう (俺は悪くねー そっちがおかしいんだ!)と 責任転嫁してやっております(それはそれで・・・)
 生きることの喜び というのはもっと静かなものだ 決して わお!とか ははは! とかじゃない じっくりと歯の奥のほうで しがみながらゆっくりと噛み締めるようなものだと思う そして それならば 畑をやりつつ がっつりと働いた夕方に自然とやってきますよ・・・・落陽と共にね・・・

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