百姓の詩

黒キャベツの和風味付け・・・日本の伝統野菜を作って生きたい 日本人は何を将来に渡って伝えればいいのでしょうか?

11月29黒キャベツ
今日の写真 これは我が百姓ズカフェでお代わり野菜として出している 黒キャベツの和風おひたし・・・これ 抜群にうまい 噛み締めれば噛み締めるほど独特の苦味と風味が出る さすがにこの食感は 小松菜 では出ない
・・・今の時代 洋風が全盛である イタリアンにフレンチ にスペイン風などなど だいたい こうした洋風な店では使う食材は 決まって 洋の野菜になる トマトにズッキーニなどなど・・・・大根や里芋 白菜すら使わない
で 食べてどうか?といえば 僕は 美味しい! と思ったことはあまりない(ていうか全然ない でっかい声でまず!と言ってみたい・・・) ま 高級な店に行った事がないので よく知らないのだけどもだ・・・で 冷凍のポテトを使うのならば なぜ 里芋を使わない? とかよく思います さすがに カレーに使えとは思いませんが クリームシチューならば全然いけます・・・・日本の有機農家のはしくれとしては イタリア野菜もいいけども やはり 日本の伝統的な野菜を作っていきたい 守って生きたい と心から思います そして 和 の味付けや 和 としてのあり方といえば おおげさですけども 追求していけたらな と思います・・・だから 来年も 冬瓜(とうがん)作りまっせ!

 ネットで見た記事なので よく実情は知らないのだけども 中学生の髪の色を 地毛が黒でなかったことで無理やり 黒に染めさせたというようなことが載っていた ふーむ・・・僕が中学の頃は 30年も前 なんだか これ本当なのかな?と思いました 当時は 部活でも水を飲むのはだめだし 殴るのは当然のことだし いろんなことがまああったわけだけども それは 時代 の一言でOKだったと思う あれから 30年・・・不良の代名詞だったビートルズが教科書に載る時代になったわけだけども これ 日本の教育 とか 学校は何が変わって何が変わっていないのでしょうね? 世の中は大きく変わったわけだけども 実は 根底の部分ではほとんど変わっていない いや 変わっていないふりをしている事はたくさんあるように思います・・・・
 僕ら 日本に生きている今の大人 大半の人が信じているものは お金 なんだと思います お金が中心ですべての物事が回っている というように大人は考えている そして それを 子供たちに正直に言えないのだと思います それぐらい 今の世の中は堕落していて 将来勉強して入っていく社会や 会社というところは お金 というものがすべてなんだ ということを あまりに恥ずかしくて 自分でも子供にどう伝えていいのかよくわからないのだと思います (うん そうなんだ お父さんはね あの人に付いていけば専務ぐらいまで行けると思ったけどね はばつあらそいで負けてね 遠くて寒いところに行く事になったんだ ごめんね・・・)と 夜 子供の寝顔を見ながら言えるのかどうか・・・(言えばいいさ 何も恥ずかしくないさ) だから 今の大人の大半は 教育 という単語が目に入った途端 心は下を向いている・・・のだと思う 違うとは胸張って言える大人が何人いるんだ?(もちろん百姓の僕なんぞくわの使い方ぐらいしか教えられんぜがきなんぞ寄ってくんじゃねー)

 人として生まれてきて 何を身につければいいのでしょうか? どう生きればいいのでしょうか? 僕が体験した ネイティブ・アメリカンには それがありました チベット密教のラマ僧にもそれがありました マザーテレサの寺院にもそれがありました 方法や生活習慣がどうであれ 何かしらのものがあるところにはあるのだと思います 今の日本には どこに行けばそれがあるでしょうか? 僕は 田舎で畑をやってかなり時間が経ちますが
たまに ほんのたまーに 細い細い糸でそれを見ることがあります そう  日本の原風景である 畑や田んぼの中には まだ 最後の息吹としてそれが 残っているのを感じるのです それが 何か?と問われると 言葉では難しいのですが まだ あるのですよ確実に・・・都市ではどこにあるのかは知りませんが きっとどこかにはあるのでしょう・・・・日本人は それを 抱いてしっかりと抱いて 次の世代に渡さねばなりません そうですよね? でも 何を? と問われて あなたは なんと答えますか? (35年ローン?ビットコイン?くわの使い方?) 

 

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