百姓の詩

夕暮れの赤 

12月26夕焼け
 
夕暮れの赤が舞い降り 畑の畝の影をふちどる 冬大根の列が連なる 一人 冷たい畑の上
いつかの昔 彼女は約束の場所で 待ち疲れて 俺が来ない事を 最後の答えだと知って去っていったのだろう
もう一度 君とやり直したい 思いも思い出も赤く染まっていく こんなふうにあっけなく終わる一日 こんなふうに
かつて愛した人を失う 落ちていく夕陽 わずかに残る夕焼け雲 幾重もの色を静かに見つめてる 
赤い畑の上 一人 畑の上

 今日も無事に出荷が終わる 今年も残すところあと一回の出荷となった・・・安堵する 心の底からの安堵です

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