朝から台風で 大雨 出荷で畑に入るとぬかって長靴が足をとられる 台風の時の畑というのは その後ろに控える山々とあいまって 普段の様相とはいっぺんする 自然が牙をむく という表現があるけど あながちおおげさじゃない感じ 特別もの凄い風が吹かなくても荒々しい感じがみなぎっていて じっと立っていると 怖い こんなとき たった一人でやっているという実感がひしひしとやってきて 孤独を感じる 人間って弱いよな(違う 俺だけか)
出荷小屋に入ると 雨除けの毛布にのんびりとくるまっている 例の黒猫がこちらをじっとみる まるで主人は俺だと言いたげな視線 違う!俺の出荷小屋なんだあー と絶叫して追い払う この戦いには負けるわけにはいかない
さて 台風の中 収穫出荷作業 にんじんを収穫していて ふと隣のトマトを見上げると 赤くいくつかぶら下がっている しばらくほっておいたら出来ていた様子 うん 計算どおり 雨でどうせ割れるだろうから 全部久々に出荷にまわす じゃがいも 玉ねぎ トマト なす(千両 長なす 米なす 白なす)えんさい モロヘイヤ つるむらさき バジル 長ネギ おくら きゅうり そして 今日初出荷の3尺ささげ 一部のお客様しか出せなかったけど なんとかできてきた なすは相変わらず良くない スーパーにあるような黒びかりした つやのいいものはほとんどない お客様すいません
今日の写真 なす ピーマンのベッドを囲むように ねぎの隣に 風よけのソルゴーを作っている こうした台風の時にようやく 役に立つ 見えないけど 反対側はささげと もろっこのあんぐるで同じく 風よけの役目を担う こうして風に弱いなす君を守ってるのだけど 枯れそうなぐらい調子悪いから あんま意味なかったんべー(方言?)