コラム・百姓から見た世のつれづれ

猿 と 8月

49881b59.今日の写真 なああんと 9月に出荷予定の落花生 はい これ僕が抜いたわけではありません 犯人は 猿 朝畑で見つけて愕然とする これ今年借りた新しい方の畑 とうもろこしを食べられた方の畑とは少し離れているので 大丈夫だろうとたかをくくっていたのに このざま まいった はやめに出さないと たぶん全部やられてしまう でもまだできていないし・・・困った ああ 猿 お前は・・・

アースデイという都内で定期的に行われている イベントの主催者の方から イベントの参加のお誘いを受ける 当日お野菜もっていて ブースの中でお野菜売りつつ 消費者の方との交流や 同じ有機農家さんとの語らいもあるだろう 素敵なイベント 以前から僕も注目していました でも・・・大変残念だけど お断りせざるをえない 参加費 高速代 ガソリン代 そして一日をつぶして お野菜がどれだけ売れるかもわからない状況だと 参加は厳しい もちろん赤字覚悟で行くだけの価値はあると思う ただ 今は次の展開も見えないまま 浮かれていてはいかん状況にある いつの日か そうした意義あるイベントに参加できるだけの 体力をつけたいと思う がんばろう

8月といえば 戦争のこと ここ最近NHKを中心にこの時期になると そうしたテーマでいろんな番組が放映されている これを書いているとき 満州のことをやっている お世話になっている 地主のおじいちゃん 満州帰り 6歳のときに引き上げてきたらしい そのときの話は随分と 仲が良くなってから聞いた つらい体験というだけでなく おじいちゃんの一生の生き方に 影響を与えているんだな というのは そばにいて肌で感じた
 おじいちゃんが よく言うこと (おらはおかみは信じねー)ぼそっと言うその言葉のはしばしに 苦渋の思いが伝わってくる 日本から移住したここらあたり 横浜の世帯 400のうち日本に帰ってきたのは たった4世帯だそうだ 終戦になった途端 周囲はすべて敵だらけ その中を命からがら帰ってきたおじいちゃん (人間は怖いだよ) そのときのことを一言で言うおじいちゃん 僕らはおじいちゃんのしてきた苦労をちゃんと受け止めることができるかな 

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