今日のねた 前の農園をやっているときなど よく農大生や農業をやってみたい といった若者たちが訪ねて来ていた で 話していて総体的に言えるな と思ったこと お勉強から入ってるんだなー ということ まず本を読んで一通りの知識などは押さえている まあ感心ではあるのだけど そっから入って 実際に農業ができるのか？といえば そうはいかないことの方が多い
野球で１４０キロのまっすぐを素人は打てない で どうやれば打てるのか？というマニュアルがもしあるとして それを 全部丸暗記して打てるのか といえば 誰でもわかると思うけど打てるわけがないし 関係ない 毎日打席に立って １４０キロのボールを見るところからスタートするしかないだろう 『勉強することのリスク』 というものがある 本を読んだり 情報を集めたりすればするほど 本質から離れていくものがあるとすれば 農業はまさにそれにあたるのかもしれない 僕の周囲で成功している有機農家はみんな 勉強して成功したわけではなくて むしろ 逆です
なんでそうなのかなー と考えるに たぶん受験勉強の影響だと思う まず本を読む そして答えを探す ということが 染み付いているのかもしれない 実際は答えを探すこと自体が すでに受身だということ 農業には答えなどないし 正解もない 設問と答えと分離しているわけでもなく 混沌とした状態に近い それはたぶん とても不安な状態だ それを受け入れることができる者こそ 混沌の海を泳ぎきることができるのです ギザ燃ゆるす！（こういう使い方でいいの？わからん）