百姓の詩

孤独 と 赤大根

eecbdb89.11月に入り 日に日に寒さが増す 畑にいるとそのわずかずつの気温の低さがしみじみと伝わってくる 今日は 来春に収穫するえんどうのベッドの準備 トラクターで耕し マルチを張る 冬は風が強い 風でいろんなものが飛ばされていかないように 念入りにマルチを張る トラクターでの帰り道 田んぼの間を通ると あいがも農法で飼われていた かもの大群と遭遇 本当なら もう稲刈りは終わっているので 肉となってしまっているはずだと思うが なぜかまだ その近くの池で うろうろしている 捕まえて食べようかと思うが 人のものだし なんせ奴らは逃げ足が速い 

今日は いつもどおり 一人での畑仕事 周辺はさつまいも堀りも終盤なので がらんとした畑が多く 人もいない 黙々と作業する たぶん 僕のことをよく知っている人は いつもおかしなことばかり言い どう見てもまともではない行動を取る 人だと思われているのだけど そのせいか 人生の多くの時間を 僕は一人で過ごしてきた 集団は苦手 組織やその類のものとは できるだけ距離を置くようにしてきた 40を過ぎて思うこと 人はどれだけ暖かい家族や 集団や仲間に囲まれていても 孤独だということだ それは悪い意味ではなく そして 人生で大事な時ほど 一人で潜り抜けねばならないことが多い 一人で生まれてきて たくさんの出会いや 愛を体験して 最後は一人で死んでいく 一人であるということと どのようにして 向き合っていくか 真の自分の姿と向き合うことができれば 孤独は その意味合いが変わり 自分自身が頼れる相棒になる

今日の写真 明日出荷予定の赤大根

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA