百姓の詩

完熟かぼちゃ 正月おでん気分 農業の素晴らしさその2

1月2かぼちゃ切る

明けましておめでとうございます!今年もどうぞ よろしくお願い申し上げます!
 てことで 今日の写真 明日出荷のかぼちゃです きれいに包丁で切ると 完熟した果実のような実の部分の甘みが 包丁から伝わってくるようです 寒いこの時期にこそ おふくろ大根など 煮込みの季節 毎年 この年末年始 僕は ちょっと気分を変えるつもりで おでんを大量に作ります そして 煮込んで煮込んでいって 味が染みていくのを 楽しんで ちょっとした 正月気分を毎年味わうことにしています ま 僕なりのおせち料理です
 そして 最後にちょっと鍋の底に余った とろけた材料でもって カレーのルーを入れて これまた 違う味わいのカレーを楽しむのが最後 そうして すべて食べ終わったころが だいたい 1月5ぐらいになって 正月気分が終わりって感じです・・・・ ま 畑仕事はあいも変わらず たんまりあるので これぐらいしか 正月の特別なものはありませんで・・・・

 さて いつも この日記などで 今の日本の農業がいかに悲惨な状態で 今後はお先真っ暗なのか ということを 常に書いているわけだけども しかして・・・ 僕個人的には 農業という この職業をなぜ都市に住む人は選択しないのだろう そう これってやりようによっては かなり 美味しいぜ というのを 実感しています 
もちろん 農業は大変です でも この世に大変な職業は山ほどあります まず 僕の経験では ○川急便 あれはきつかった そう 給料もいいけど ほとんど睡眠時間もなく それはそれは激烈な仕事でした 
 それに比べれば 農業はそうたいしたことではありません そして なんといっても 人間関係・・・ 上司も部下もいません 24時間 すべてを 自分のしたいように使えます 物事を深く考えることもできる時期もあります ノルマは 自分で決められますし 失敗しても 叱責するのも自分 僕のような 人間にとって なんて 素晴らしいことなのだ と その昔農業の世界に飛び込んだときに その素晴らしさを発見して 自分なりに 自分の世界を作り上げるべく 追求してきました 
 そして 当然 農産物を生態系の中で 作る ということの奥深さ・・・最終的な答えなんてありません 死ぬまで勉強勉強 しかも さぼったら その結果はものの見事に畑に出ます ごまかしようはありません

 そこで 僕は最近ですが 農業にもう一つの世界があることに気づきはじめました それは 農業という世界にある オールマイティーさです 簡単に言えば 僕が作る 野菜というものは 価値はどうであれ 誰もが必要な食べるものの根幹です だからこそ どこの世界にでも 入っていけるのではないか ということです 
健康産業 はじめ 当然ビジネスをベースに 食の教育 そして 思想的なものから 芸術 なんでも取り込めるのでは? そう なんにでも 通じるオールマイティーなものがあるということです そして 究極的には 人の魂 そのものを 磨ける仕事なのは間違いありません 今の世の中にある あらゆる ジャンル その垣根を越えて どこにでも 入っていけるのではないか と思っています 

 会社とプライベートを分ける必要はありません 定年退職してから ゆるりと自分の人生を取り戻すこともありません 努力と数字と そして 自分の倫理観に照らし合わせて 仕事をする必要はありません
すべては 生態系にまかせて 時には戦い 受け入れて 必死に向き合っていくことで 自然と良い方向へ導かれていく それが 農業です・・・・・(てことで いかがでしょうか? 新年早々 思いつくままに 農業の素晴らしさを書き殴りましたが おそらくは 新年のスタートってことで 思いっきりテンション上げましたが 今年の年末にこれを振り返り見て 恥ずかしく思う自分がいるかどうかは・・・・・・)

 2012年 皆様にとって 素晴らしい年となりますよう 心から祈ります 合掌

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