百姓の詩

白菜の種まき 太陽 成人式

6d655ca8.今日は朝から いつものごとく一人で黙々と畑に出て 働く 週末に人と会ったりすると 体のモードが違う場所へシフトするので 週明けの今日のような日は できるだけ頭をからっぽにして 身を粉にして働く 沈黙が心地よく 大地との会話が容易になる

 今日は 葉っぱの日 てことで 白菜の種まき キャベツの育苗がスタート いよいよ春野菜が本格化する 僕が今 作付けている畑 D畑と呼ぶ場所 4反あまりなのだけど 周辺はさつまいも畑なので 人っ子一人いない まかろにウエスタンのように 畑というより 荒野に近い その畑で 北風に吹かれながら 白菜の種まきをする 
お昼3時までが 葉っぱの時間のリミットなので 昼飯なしで やっていると 突然雲がやってきて 雨が降リはじめる 軽トラに避難して やり過ごす しばらくして外に出ると 空気はいっぺん 澄み切った大気の中から 太陽が顔を覗かせる(それが今日の写真)

よく考えたら 今日は成人の日 こんな田舎には振袖の人なんかは見かけないけど いろんな会場で 新成人が暴れたりしているだろうから 混じって暴れてもわからないかな(おっさん暴れてどうする?) 僕は成人式には出ていない 当時は目前に迫った大学受験でそれどころではなかった 髪の毛は肩まで垂れ流し引きこもりのように 単語帳を見ていて 体はぶくぶく 何もない田舎を脱出するには 大学に受かるしか方法がない場所で ぎりぎりに追い詰められていた そのころのことを思い出すと 胃が傷む あのころになんか これっぽっちも戻りたくない 世を知らず 選択肢も持っていない若者 自らの欲望をもてあまし ひたすら苦痛だった あのころの自分に言ってやるとすれば (心配しなくても年とったらもっと苦労するけど自分の思うようにやれるぜ) 

 もう 風の声も 世界が落ちる音も 刹那 の河深くに沈めて 明日を生きる

2 thoughts on “白菜の種まき 太陽 成人式

  1. あけましておめでとうございます。
    トンネルの写真に反応したのですが、一人でのひもを張るのはどうされていますか?私は斜めに張らず、ひもを切ってトンネルと直角に張ります。片側を杭に結びつけ固定し反対側も杭に仮結びし向こう側に投げます、片側ずつひもと杭をを固定していきます。言葉では説明が難しいですね、わかりました?

  2. 明けましておめでとうございます! はい だいたいわかります それだと片側をやった後 もう片側ということですよね? 僕はどうやっているのか?答えは簡単です ジャンプします支柱は210センチなので体調よければ飛べます(笑)斜めにこうして交互にやっていかないと ぴっちりと張れないようでして いつもいちいちトンネルを飛び越えながらやっています 体の調子が悪いときは 歩いてベッドの端まで歩きます 畝は長くても50メートルはないので・・・このように何のノウハウもありません 

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