百姓の詩

すくも? 39度は平熱です 消費者ニーズの見極め・・・

9月17すくも
今日の写真 これはもみがらです・・・米の収穫時期ですね 今はもうコンバインでばかばか収穫して すぐに自宅に持ち込み 機械にかけてしまい 大きな乾燥機に入れれば 24時間後の翌日には 精米されたお米が出来上がるわけですな その際に 出てくるのがこの もみがら・・・・先日 畑にいると 軽トラに乗ってどこかのおじいちゃんがやってくる そして 〇〇さん! と声をかけられる なんと 成田に来て 初めてだと思う 苗字で呼ばれた・・・・うーむ なぜ僕の名前を知っているのだろうとびっくり そして こう言った (すくもはいるかね?)・・(すくも?) (ああ すくも・・・)(すいません すくもって何ですか?) と聞くと (ああ もみがらだよ もみがらのことだよ)とのこと うーむ・・・僕はこれ知らなかったのですね なぜ そう呼ぶのかネット検索しても出てこない うーむ・・・ と 名前で呼ばれたことと すくも というものを知ったことと ふたつの驚きでした・・

 今日は朝から またどばどば雨が降っている 秋の長雨ですな こんなときは ハウスで種まき すでに 秋・冬の種まきは終盤 ハウスで育苗するのは 今日も含めて残り2回 ターサイと最後のブロッコリーを播く 農繁期に入り 完全に待ったなしの日々が続いて 体調はもう最悪 今日は熱が出る 39度を超えているか・・・どうりでふらふらすると思った しかして 有機農業の世界では 39度は平熱・・・45度以上になり 耳から脳みそが出てこない限り問題はない(ま 冗談ですが しかして 脳みそ出て頭からっぽになれば 何も悩まずに畑できていいかもね・・) 明日は 出荷日 どうにも 畑に野菜が少なくて どうにも 綱渡りの出荷が続く 寝込みたいとこだけども 誰かが出荷してくれるわけではないので 高熱も体調も 何もかもを意識の中から投げ捨てて仕事をする
(これで文字通り空っぽになれるな)

 カフェが軌道に乗り始める うれしいのは 店頭にて野菜が売れ始めた事だ 正直 最初の3ヶ月 そして1年 最後には 3年我慢してなんとかなるかな と思ったが それよりは早そうだ この秋から 夜の閉店時間を延ばして ディナーメニューを投入する予定だったけども 毎日 報告を受けている店主が まだ仕事に慣れてないし なんせ 一人なので 少し様子を見ることに・・・そして 店の前のスペースに がっつりとした棚を作って (毎日青空マルシェとかなんとか) 野菜を外に並べられるようにしようかと思っていたけども なんせ 畑がそれどころではなくて 店に行く時間がない うーむ・・・ま 焦りは禁物 このペースでいけば 1年後ぐらいには もう一人お手伝いの人を投入できるかも・・・ま お客様には 一人でやっていると何かと気を使わせてしまいますからね・・・二人体制でできるようにしたいところ・・・・
 カフェをやって 今のところ 僕はじっと お客様を見ている 何を求めているのか・・・今の 消費者ニーズっていうの? それをじっくりと見たいと思っている 僕は農業の世界に飛び込んですでに10年以上 もう 生産者である農家の立場なのですね なので 常にその視点からものごとを見ます 生産者から見て 今の消費者の考えている事やその嗜好などは 正直 よくわかりません(安全とか日本の消費者は口では言いますがそんなものは見せかけです きれいでおされで何かしらのブームに飛びついて 僕のような汚い百姓が作っていると知ったらばすたこらと逃げていきますわな) そして 農業生産の現場の視点というものは 社会常識や今のマーケット的なものからは ずいぶんと かけ離れた世界でもある 特に僕の場合は 個人として顧客を開拓してやってきたので (いやならば他所で買ってください!) と まあ 言おうと思えば言える立場にあります それは好い事でもあるし 良くないことでもあります 狭い狭いお山の大将で終わることなどいつでもできるわけです 今 一度 そうした狭いところから抜け出して 消費者と向き合う必要性があります そして それは簡単ではないのですね・・・正直 苦痛でもあります 野菜のことなど何も知らない消費者からある意味 ぼろかすに言われないまでもそうした フィードバックを受けます そうして 生産者としての驕りや惨めさやわがままを 逆なでにされながら 向き合っていかねばならんのですな・・・ふー 苦節10数年 まだまだ 先は長いのです・・ 

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